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文学・文豪ゆかりの地をめぐろう【南紀串本編】
文学・文豪ゆかりの地をめぐろう【南紀串本編】
文豪の気持ちに思いをはせて

なぜ文豪と温泉には深い関係があるのでしょうか。名作の舞台となった温泉も少なくありません。
静かで集中できる環境にあり、疲れたら温泉でリフレッシュできる温泉地は、執筆活動に最適なのかもしれませんね。

また温泉には、居住地とは違う気候の温泉地へ行くことで心身に適度な刺激が与えられ、気候順化機能で心や身体の状態が整う「転地効果」もあると言われています。


大江戸温泉物語 南紀串本の近くの文豪の足跡をご紹介します。
ぜひゆかりの地をめぐり、文豪の気持ちに思いをはせてみてはいかがでしょうか。

佐藤春夫について

佐藤春夫記念館 応接間
佐藤春夫記念館 応接間(提供:和歌山県)

1892(明治25)年に和歌山県の新宮で生まれた詩人・作家です。10代から短歌などを発表し、慶応義塾大学で永井荷風に学び感化を受けました。
「田園の憂鬱」で新進作家としての地位を築き「秋刀魚の歌」など優れた作品を残しています。また新人作家に慕われ門下から井伏鱒二、太宰治、遠藤周作など数多くの著名な作家を輩出。1960(昭和35)年に文化勲章を受章しました。

佐藤春夫記念館
宿から車で約50分

佐藤春夫記念館
佐藤春夫記念館(提供:和歌山県)

東京の邸宅をふるさと新宮市にある熊野速玉大社の境内に移築し、記念館として開館しました。
設計は大石七分で、八角形になった書斎やステンドグラス風の障子など、昭和初期のモダニズムを感じます。


玄関ホールには春夫が細工した柱があり、廊下では「さんま、さんま、さんま苦いか塩つぱいか」など「秋刀魚の歌」や「望郷五月歌」の有名な詩の朗読を、春夫の肉声で聞くことができます。

佐藤春夫記念館『望郷五月歌』(提供:和歌山県)
佐藤春夫記念館『望郷五月歌』(提供:和歌山県)
佐藤春夫記念館 展示室
佐藤春夫記念館 展示室(提供:和歌山県)
佐藤春夫記念館 展示室
佐藤春夫記念館 展示室(提供:和歌山県)
「極楽から来た」直筆原稿
「極楽から来た」直筆原稿(提供:和歌山県)

*佐藤春夫記念館
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日、年末年始
入館料:一般330円、小・中学生160円 
※土・日曜日は小・中学生および高校生は無料(学生証の提示が必要)

文学・文豪ゆかりの地をめぐるときの楽しみ方をいくつかご紹介します。
以下から気になる楽しみ方を探してみてください。

旅館で温泉にゆかりのある小説を読む


● 文豪のプロフィールを事前に知っておく
● 温泉にゆかりのある小説を持参して旅館で読書
● 小説に出てくる場所の聖地めぐり
 

文豪が人生でどのような時期にその温泉地を訪れていたのかは、プロフィールを知ることで理解できます。旅館で温泉にゆかりのある小説を読むと、温泉地の風景が描写されていて、見に行きたいと思えばすぐに出かけて見に行くのも簡単です。

小説に出てくる場所を聖地として巡ると、小説の世界をよりリアルに感じられますよ。

 

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